ATF交換の疑問
よく質問を受けるAFT交換はしない方が良いのですか?という疑問ですが当社ではオートマのオーバーホールを行なっている観点から以下の様に考えています。
この疑問の発端はATF交換したらミッションが壊れた!という話が交換すると故障するという定義が生まれた様です。
ではATF交換すると故障するというメカニズムはどういう事なのか!
考えられる理由は大きく分けて2つで、1つがオイル交換により摩擦係数が低くなりクラッチが滑る、2つ目がオイル粘度の差から油圧低下して変速障害が発生するという事が考えられます、また交換時に沈殿していた汚れが舞って詰まりを起こした!なんて言う説もあります。
こんな理由からATF交換したいのですが、と問い合わせてもやってくれないと言う場合が多い様です。
でもATF漏れの修理は躊躇なく行う場合が多く矛盾してます、と言うのもオイル漏れでオイルパンを外すとATFが抜けてしまうので実質的にATF交換と同じ事なのです。
当社では年間に300台以上のATF交換を行っておりますが、ATF交換で故障した事例はありません。
しかしこんな場合は例外です。
変速ショックや滑りがあるからATF交換で治ると思い当社に故障を告げずATF交換を行うと改善される場合と更に不調になる場合があります。
もともと故障している場合はATF交換で不調なる場合があると言うのが実際の所だと思います。
構造上、ATF交換で壊れる様な柔な作りをしていませんし汚いATFより綺麗なATFの方が良いに決まってます。
ただ、7速AT の場合は交換に技術が伴うのでヒューマンエラーの場合もあるので実績がある専門店に任せることの方が重要ですね
当社では年式、走行距離を考慮しバルブボディ–のオーバーホールを同時にお薦めしておりますのでご相談下さい。
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