ベンツ7AT修理

ベンツに採用されている7速ATはCクラスからSクラスまで幅広く搭載されています。

最近では9速ATとなり更に複雑なミッションになっています。

エンジン同様にATF(オイル)交換は必要ですが何故かATF交換するユーザーは少なくオイルが真っ黒の状態で乗っている車両が多いです。

7速ATの故障は大きく分けて電気的故障と機械的故障があり多くは2速固定になる電気的故障です、この場合では故障初期ではエンジンを掛け直すと復旧する事が多く次第に復旧しなくなり常時2速固定となります。

もう一方の機械的故障の場合はミッションが滑ったりDに入れても前進しない・・・等の症状となります。

今回の修理車両は機械的故障で2速固定にもなるし滑りや、前進しないという症状でしたのでミッションを降ろし分解点検するとやはり削れた鉄粉が大量にありオーバーホールが必要な故障でした、恐らく不調のまま乗っていて最悪の状況になっていました。

トルクコンバーター交換、バルブボディー交換、VGS基盤交換、クラッチ交換、ATライン洗浄等のフルコースとなりました。

ATフィルター

バルブボディー

オートマ滑り

最近、ディーラーさんも価格が上がり以前は100万円でしたが最近では120万円という見積もりになる様です。

ATF交換は4万キロ(地球1周)での交換をお勧めいたします(専用工具、専用診断機が必要です)