エンジン故障修理

こんにちは!

エンジン不調や警告灯点灯した場合には診断機での診断が第一歩ですが「エラーの故障部品を交換したが直らない!」「複数の故障エラーがありどの部品を交換すれば良いのか・・・」というケースがあります。

なんでも診断機に掛ければ故障部品が分かる訳ではありません

車種、症状、エラーコードの要素から理屈に合うという部品を見つけ出さないと1つの故障部品の為に幾つもの部品交換を行わなくてはならなくなり大きな無駄な出費となります。

「ただ、どうしても診断の一環で部品交換を行い試さなければならない様な故障内容の場合もあるのも事実です」

コンピューター制御の車両で診断機まであってなんで?と言う思いはあると思いますが、基本的に部品は機能を果たすためにあるもので故障時の自己診断機能には限りがありそこまでではありません。

正しく故障診断する為には基礎となっている昭和的な構造からの症状や関連部品類を洗い出し、最後に診断機での故障エラーを掛け合わせ特定する診断能力が必要となります。

今回は、比較的簡単なエンジンコンピューター故障によりエンジン始動不良の修理でした。

内部を確認すると既に焼けた匂いが・・・焦げ跡もありコンデンサーが焼けており目視で判断できました、このケースは楽な診断ですが通常は目視では何の問題もないケースが殆どです。

エンジンコンピューター

エンジンコンピューター故障は近年の車両に多く、多くの制御を行っているので故障リスクが高くなっています、また厄介なのは診断機での診断では点火不良、吸気不良、排気不良と言うエラーが入っておりますが全て嘘でエンジンコンピューター本体故障の場合があります。このエラーを鵜呑みにするとイグニションコイル、エアマスセンサー、O2センサー等を交換しても全く直りません。

最終的にエンジンコンピューターが怪しいと気付いた時には既に20万円、30万円の修理代が掛かっており更に30万円前後の修理代が必要となってしまいます。

 

M272.M273エンジンコンピューターは故障が多くエンジン不動やエンジン警告灯が点灯します。

M271、M274、M276エンジンの場合はカムセンサーオイル漏れが原因で毛細管現象でエンジンコンピューター内にオイルが混入した事でのエンジン警告灯点灯もありますが、法定点検等でちゃんと漏れを修理していれば防ぐ事は可能です。