メルセデスベンツの名車 W124
1980年代に発売されたW124 Eクラスは30年程経った今でも世界中で人気の名車です。
セダン、ワゴン、クーペが存在しその中でも1991年、1992年にポルシェと共同開発されたE500は高額で取引されています。
当社代表も20年以上前からE500を愛車として乗っておりW124は別枠としてお預かりしております。
現在のベンツの様に診断機での診断がほぼ出来ませんのでアナログ的診断が必要な為、経験と事例が最も重要となります。
部品も国内に無い場合が多いので海外からの部品調達で修理するケースが多くなりました。
ボディーは非常に頑強で足回りと基本的整備を行うと今でも機械的ベンツの走りを体感する事が出来ますので当社の顧客様も数回に分けて仕上げるプランで蘇らせています。
W124のメンテナンスに関して
W124は電子制御が少なく機械的構造となっているのでまずは消耗品(油脂類、ゴム類、プラスチック類)の交換と経年劣化の消耗品(センサー、配線、足回り、電気回り)の交換メンテナンスを行うところから始めます。
特に水回り、オートマは故障すると費用が高いので事前に手を入れる事で寿命が長くなり二次故障のリスクも回避できます。
大切に殆ど乗らない・・・というユーザーも多いですが週に1回~2回は回す所は回さないと固着や油切れを起こすので注意が必要です。
W124へのこだわり
現在、ディーラーさんのメカニックが30代なので生まれた頃の車両なので殆どW124の事は知りませんから当時からよくあるトラブルや弱い部品等、W124を整備する上での知識が乏しく診断機でも診断出来ないのでお手上げのディーラーさんの話をよく聞きます。
当社ではオートマ修理、エアコン修理、エンジン内部修理と当時から手を入れていたメカニックがおりますので完治を目指して取り組んでいます。
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W124ワイパー修理
1本ワイパーは内部のギヤが故障し伸び切ったままになってしまう事があります、新品で30万円以上の部品なので現物オーバーホールでご対応します
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W124ブロアモーター故障
エアコンのファン故障で異音や風が出なくなります。ワイパーを外しての作業となり壊さない様に交換する技術が必要です
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W124 ツインカムエンジン
E320のエンジンはオイル漏れや異音が発生する事があるエンジンです。まめなオイル管理が重要です
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E500後期モデル
1994年、1995年の2年間販売された後期モデルは非常に多く最終型なのでトラブルは少なめです
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機械式のオートマ修理
4速機械式オートマ故障も多くの実績が御座います。ピストンやクラッチ摩耗が多く修理後は走りが違います
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W124足回りリフレッシュ
走行に安定感がなくなったら足回りの劣化です!メンテナンスされている足回りは現在のベンツよりはるかに良いです
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W124油脂類交換
オイルの規格には注意が必要です!エンジンオイルも鉱物油の方が相性が良くその他のオイルも規格に合った物を使う必要があります
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W124エンジンマウント
嫌な振動のほとんどがエンジンマウントの劣化です、5万キロ程で交換が必要な部品です
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W124燃料ポンプ交換
古いのでガソリンタンク内に錆があり燃料ポンプが故障する場合があります。単に交換しても再発するのでタンク内確認が必要です
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W124エアコン修理
ガス漏れ故障やコンプレッサー故障もお安く修理させて頂きます
W124修理に関して
当社が創業した時はまさにベンツといえばW124時代でした、販売も行っており300台以上のW124を納車してきましたが今なおW124が存在する事が当時から考えますと想像は出来ませんでした。
けん引したのはE500の存在が大きいと思います。
当時セダン最速がE500でバイクのGSX750とのゼロヨン対決を雑誌で行っていました。
1990年代後半から軽量化や燃費、電子制御に変わっていったので最後の機械的ベンツがW124となりました。
最新の電子制御のベンツはすごく良いけど走りを楽しめない・・・そんな話をよく聞きます。
当時は惜しみなく開発して完成したW124なので見えない部分にお金を掛けています。
そんなW124を復活させるお手伝いが出来ればと思っております。