
ベンツW221でエアサス警告灯とエアコン故障の修理事例
通常はエアサスパンクかエアサスコンプレッサー故障が定番ですが診断していく過程でエアサスコントロールユニットとの通信障害に気付き診断を進めました。
エアコンも暖房しか効かない!と言うエレギュラー症状だったのでコンピューター故障を疑いながらの点検となりました。
同時に2つの関連の無い機能の故障が発生したという事なので双方と関連ある部品の特定を行い、まずは総合診断を行います。
SAM(リレーユニット)の故障や社外部品取り付けでの外的障害、雨水による水没等の点検を行ったところ、助手席のフロアを剥がすとやはり水没していました
床下には多くのコンピューターユニットがあり水没故障は少なくありません、CANBUSのハブが水没した場合も様々な故障症状が出ます。
一般的には診断機だけで点検する場合が多くなってきているので今回の様な故障の場合は原因不明と処理されてしまいます。
結果的にエアサスコンピュター水没故障、エアコンサーボモーター水没故障が原因でした、そのまま組んでしまうと湿気でまた故障してしまうので内装の分解乾燥及び雨水混入の原因究明も必要となります。
これで終わりではありません!
エアサス機能診断、エアコン機能診断が出来ない状況なので交換後に機能確認も必須となります。
この様な厄介な故障でのご入庫は当然ですが多くあり1台当たりの点検も数日かかるのでお時間を頂いております。