最近、不正車検でディーラーさんも営業停止処分を受けており「1日車検」に関してお伝えします
不通自動車の車検とは新車で3年目、以降2年毎に更新しないと公道を走れません。
車検時に24か月点検も時期が重なるので実施するのが一般的です。
この点検を整備業者が行うのですが「1日車検」では交換部品が間に合う訳もないので消耗部品があっても交換出来ません。
ご入庫の前回車検時の記録簿を見ると点検項目の多くが白紙になっている事が多く「点検無視」となっています。
では、何故？点検や部品交換を行わないのか・・・・
業務形態にもよりますが「質より量」の場合、月間200台程の車検を行い売り上げを上げます、月間200台をこなす場合では部品注文や部品交換の手間（時間）が掛かるので台数をこなせなくなります。
「技術不足」特に輸入車の場合、部品仕入れや専用診断機、特殊技術、特殊工具が必要となります。
国産車メインの車検屋さんに残念ながら持ち合わせは無く、輸入車が入庫しても「素通し車検」となってしまいます。
日常的に整備せず、ボロボロの状態で乗っていたい方はこの様な車検で安く通すだけでもOKだと思いますが、初めて輸入車を購入して間違えて近くの車検屋さんやガソリンスタントに車検をお願いすると思っている点検整備とはかけ離れてしまいます。
ユーザーさんが気付かない電子的故障やオイル漏れ、消耗品摩耗を車検時に見逃すと二次故障となり余計な出費になるケースが多くレッカーのお世話になりたくない場合は多少時間は掛かってもちゃんとした専門店にお願いする事をお勧めします。
