今月も手が掛かりそうな予感満載のW124 230TEが入庫致しました
入庫後に気付いたのですが当社の前に修理工場に入っていて請求書を見ると総額98万円もかけていました・・・・ではなぜ当社に入庫したと言うと、定番ではありますがアイドリングしない症状です。
他社様では燃料系と判断した様で燃料ポンプ等を交換していますが全く症状が変わらず入庫となりました。直前に98万円も払っていると知ってしまうと恐縮してしまします。
W124の場合は診断機が役に立たないのでバイク修理と同様に現物確認診断を行うアナログな方法となります。所見では点火、吸気系のトラブルと見受けられました、基本的な劣化部品の確認交換からスタートします。
プラグ、プラグコード、デスビ、デスビキャップ、イグニションコイル、温度センサー、エアバルブ、OVPリレー、エンジンコンピューター、ヒューエルデスビ・・・・・
今回の症状はパーキングでエアコンOFFの状態でのアイドリング回転数は1100回転、ドライブに入れたり、ACを入れるとエンジン不調になりエンストとなります。
この車両はアイドリングではなく調整してはいけないヒューエルデスビで回転数を高めにしている様で取り敢えずの方法で調整しているのですがアイドリングでは無いです。
その他の部品交換も行っているのですが、気になる事が多すぎ!
エアコンをR12からR134にしているのですがバルブだけ交換していてエキパンやコンプレッサーはそのまま・・・そのうち壊れます、デスビキャップも交換しているのですが既に死んでいる状態、スロットルの中は真っ黒等、せっかく100万円近くのご予算があったのであればもっと良いメニュー順で整備すれば今回、当社に入庫しなくて済んでいるかと思います。
まともに走れないエンジン不調箇所以外に70万円程使っていますが走れなければ仕方ないですよね!
K様、部品が無くお時間が掛かるかと思いますが頑張ります!