ベンツW117修理

今回はちょっと作業が面倒なW117ウォーターポンプ交換作業です

ウォーターポンプはエンジンを冷やす冷却水をエンジンベルトの回転動力を利用し冷却水を循環させるための冷却装置となります

症状:走行中オーバーヒート

冷却水漏れでオーバーヒートする場合もありますので診断機でウォーターポンプのアクチュエーター動作確認を行い故障特定が必要です

ベンツ専用診断機のXentryでは今回の様な故障診断で操作する事が出来るので故障特定が出来ます、診断機ので操作ではアクチュエーターが動かないので冷却水が回らずオーバーヒートした可能性大!

残念ながらタービンが邪魔でこれ以上の診断は難しいので交換作業となります。

ベンツオーバーヒート

交換にはタービン取り外し等の交換前の作業が多く、オイルラインも取り外すので各所のOリングも必要となります。

ベンツW117ウォーターポンプ交換

外したウォーターポンプがこちらです!手前の黒い部品がエンジン負圧で稼働するアクチュエーターです

ベンツW117オーバーヒート

 

この部分から冷却水漏れの跡がありますのでこの内部が固着し動かない事が原因でオーバーヒートした様です

オーバーヒートさせた場合は原因以外の部品にも負荷が掛かりますので交換後に他の部分の二次故障が起こっている場合があります、またエンジンオイルやミッションオイルも高温になった可能性があるので同時交換推奨です

一般的なウォーターポンプは、ただ循環させているだけの場合が多く今回の様な補機類故障は無いのですが、部品構造が複雑になっている事で起こる故障です